Trend Micro Security

TROJ_VB.SMOA

2013年6月24日

 別名:

Trojan Horse (Symantec); Trojan.Win32.VB.xtx (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Trojan horse PSW.Agent.ADHO (AVG)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 1,470,464 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2013年6月24日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを改変します。

  • %System%\drivers\etc\hosts

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

マルウェアは、以下のファイルを削除します。

  • %System%\drivers\etc\hosts

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Licenses

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}\Implemented Categories

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}\Implemented Categories\
{7DD95801-9882-11CF-9FA9-00AA006C42C4}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}\Implemented Categories\
{7DD95802-9882-11CF-9FA9-00AA006C42C4}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}\InProcServer32

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}\ProgID

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\International\CpMRU

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Licenses
{R7C0DB872A3F777C0} = "{random values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Licenses
{K7C0DB872A3F777C0} = "{random values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}\InProcServer32
ThreadingModel = "Both"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Licenses
{I2B9DFF78B0ACBB32} = "{random values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Licenses
{02B9DFF78B0ACBB32} = "{random values}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\International\CpMRU
Enable = "1"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\International\CpMRU
Size = "a"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\International\CpMRU
InitHits = "64"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\International\CpMRU
Factor = "14"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\International
W2KLpk = "1"

マルウェアは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
RFC1156Agent\CurrentVersion\Parameters
TrapPollTimeMilliSecs = "3a98"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「3a98」となります。)

マルウェアは、以下のレジストリキーを削除します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}\Version

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System Root%\ddaf.exe
  • %System Root%\MFC32.dll
  • %System Root%\cgdnf1.sys

(註:%System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software
    • Licenses
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
    • {2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}
    • Implemented Categories
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}\Implemented Categories
    • {7DD95801-9882-11CF-9FA9-00AA006C42C4}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}\Implemented Categories
    • {7DD95802-9882-11CF-9FA9-00AA006C42C4}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}
    • InProcServer32
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}
    • ProgID
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\International
    • CpMRU

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Licenses
    • {R7C0DB872A3F777C0} = "{random values}"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Licenses
    • {K7C0DB872A3F777C0} = "{random values}"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}\InProcServer32
    • ThreadingModel = "Both"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Licenses
    • {I2B9DFF78B0ACBB32} = "{random values}"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Licenses
    • {02B9DFF78B0ACBB32} = "{random values}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\International\CpMRU
    • Enable = "1"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\International\CpMRU
    • Size = "a"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\International\CpMRU
    • InitHits = "64"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\International\CpMRU
    • Factor = "14"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\International
    • W2KLpk = "1"

手順 4

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\RFC1156Agent\CurrentVersion\Parameters
    • From: TrapPollTimeMilliSecs = "3a98"
      To: TrapPollTimeMilliSecs = ""3a98""

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System Root%\ddaf.exe
  • %System Root%\MFC32.dll
  • %System Root%\cgdnf1.sys

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_VB.SMOA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 7

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。マイクロソフト製品に関連したファイルのみに修復されます。このマルウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %System%\drivers\etc\hosts

手順 8

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %System%\drivers\etc\hosts

手順 9

以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。

※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{2B9DFF78-B0D2-109B-B0D2-109BB0D2109B}
    • Version


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください