Trend Micro Security

TROJ_UPATRE.CP

2015年12月2日
 解析者: Rika Joi Gregorio   

 別名:

TrojanDownloader:Win32/Upatre.A(Microsoft), Win32/TrojanDownloader.Small.AAB trojan(Eset)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 Eメールを介したスパム活動

マルウェアは、大量送信されたスパムメールに添付されて、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

マルウェアは、実行後、自身を削除します。


  詳細

ファイルサイズ 24,576 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2013年11月14日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、大量送信されたスパムメールに添付されて、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

  • %User Temp%\gams.exe

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\gamse.exe - detected as TSPY_ZBOT.CPP
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\{random folder}\logo[1].exe - detected as TSPY_ZBOT.CPP

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.. %Temporary Internet Files%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Temporary Internet Files"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files" です。)

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • https://{BLOCKED}headgalway.com/images/logo.exe

マルウェアは、実行後、自身を削除します。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 10.410.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年11月14日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.411.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年11月15日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「TROJ_UPATRE.CP」 が作成またはダウンロードした不正なファイルを削除します。(註:以下のマルウェアもしくはアドウェア等がすでに削除されている場合は、本手順は行う必要はありません。)

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_UPATRE.CP」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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