TROJ_SCAR.CP 2015年12月3日
マルウェアタイプ: トロイの木馬型 破壊活動の有無: なし 暗号化: 感染報告の有無: はい マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。
(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)
自動実行方法
マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Run Windows Firewall = "%User Temp%\lsasss.exe"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Run Windows Firewall = "%User Temp%\lsasss.exe"
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは 、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効 にしてください。
手順 2
Windowsをセーフモードで再起動します。
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セーフモードでの起動 :
• Windows 2000 の場合:
コンピュータを起動させます。 「Windows **** を起動しています・・・」のメッセージが表示されている間に[F8]を押します。 「Windows 拡張オプション メニュー」が表示されるので、[↓][↑]キーを使って[セーフモード]を選択し、[Enter]を押します。 • Windows XP の場合:
コンピュータを起動させます。 「Windows **** を起動しています・・・」のメッセージが表示されている間に[F8]を押します。 「Windows 拡張オプション メニュー」が表示されるので、[↓][↑]キーを使って[セーフモード]を選択し、[Enter]を押します。 • Windows Server 2003 の場合:
コンピュータを起動させます。 「Windows **** を起動しています・・・」のメッセージが表示されている間に[F8]を押します。 「Windows 拡張オプション メニュー」が表示されるので、[↓][↑]キーを使って[セーフモード]を選択し、[Enter]を押します。 • Windows Vista、Windows 7 および Windows Server 2008 の場合:
コンピュータを起動させます。 「Windows **** を起動しています・・・」のメッセージが表示されている間に[F8]を押します。 「詳細ブート オプション」が表示されるので、[↓][↑]キーを使って[セーフモード]を選択し、[Enter]を押します。 • Windows 8、8.1 および Server 2012の場合:
画面の右上隅へマウスポインタを移動し、[チャーム]バーを表示します。 マウスで、[設定]-[PC設定の変更]を選択します。 左側のパネルで、[全般]を選択します。 右側のパネルで、[PCの起動をカスタマイズする]が表示されるまで下にスクロールし、[今すぐ再起動]をクリック。コンピュータが再起動するまで待ちます。 [オプションの選択]メニューで、[トラブルシューティング]-[詳細オプション]-[スタートアップ設定]-[再起動]をクリックします。 [スタートアップ設定]メニューで、[4]キーを押し、「4)セーフモードを有効にする」を選択します。 手順 3
このレジストリ値を削除します。
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警告: レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。 レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。 レジストリの編集前にこちら をご参照ください。
In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run Windows Firewall = "%User Temp%\lsasss.exe" In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run Windows Firewall = "%User Temp%\lsasss.exe" このマルウェアが追加したレジストリ値の削除 :
「レジストリエディタ」を起動します。 Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、regedit と入力し、Enter を押します。 Windows Vista、7、Server 2008 の場合: [スタート]をクリックし、検索入力欄に regedit と入力し、Enter を押します。 Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合: 画面の左下隅を右クリックし、[ファイル名を指定して実行]を選択します。入力ボックスに regedit と入力し、Enter を押します。 ※regedit は半角英数字で入力する必要があります(大文字/小文字は区別されません)。 「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。 HKEY_LOCAL_MACHINE>SOFTWARE>Microsoft>Windows>CurrentVersion>Run 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。 Windows Firewall = "%User Temp%\lsasss.exe" 「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。 HKEY_CURRENT_USER>Software>Microsoft>Windows>CurrentVersion>Run 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。 Windows Firewall = "%User Temp%\lsasss.exe" 「レジストリエディタ」を閉じます。 手順 4
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_SCAR.CP」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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