Trend Micro Security

TROJ_PIDIEF.EGR

2012年10月9日
 解析者: Sabrina Lei Sioting   
 更新者 : Michael Cabel

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、作成されたファイルを実行します。


  詳細

ファイルサイズ 773,222 bytes
発見日 2011年12月20日
ペイロード ファイルの作成

インストール

マルウェアは、以下のコンポーネントファイルを作成します。

  • %User Profile%\Local Settings\fabc.scr
  • %User Profile%\Local Settings\log1.txt
  • %User Profile%\Local Settings\abc.scr - BKDR_FYNLOS.A

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。)

マルウェアは、以下の無害なファイルを作成します。

  • %User Profile%\Local Settings\MERRY_CHRISTMAS.pdf

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。)

作成活動

マルウェアは、作成されたファイルを実行します。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.656.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年12月20日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.657.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年12月21日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「TROJ_PIDIEF.EGR」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
%User Profile%\Local Settings\fabc.scr
%User Profile%\Local Settings\log1.txt
%User Profile%\Local Settings\MERRY_CHRISTMAS.pdf

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_PIDIEF.EGR」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。


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