TROJ_MEREDROP.VN
ERROR (Sunbelt)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、実行後、自身を削除します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。
- %Windows%\S-1-5-21-3761900733-9855609303-097599164-0953\rundll.exe
(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。)
マルウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %Windows%\S-1-5-21-3761900733-9855609303-097599164-0953
(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。)
自動実行方法
マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
csrrsss = "%User Profile%\Application Data\csrrsss.exe"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Microsoft Windows Hosting Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Microsoft Windows Hosting Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
他のシステム変更
マルウェアは、以下のファイルを削除します。
- %User Temp%\csrssr.exe
- %User Profile%\rm.bat
(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。. %User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。)
マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\
Services\Run
HKEY_CURRENT_USER\System\CurrentControlSet\
Services\Run
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Associations
マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Run
Windows RPC Host Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
HKEY_CURRENT_USER\System\CurrentControlSet\
Services\Run
Windows RPC Host Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Microsoft Windows Firewall Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Microsoft Windows Firewall Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\policies\
Associations
DefaultFileTypeRisk = "3333"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\policies\
Associations
LowRiskFileTypes = ".exe"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\
List
Microsoft Windows Hosting Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
マルウェアは、以下のレジストリ値を変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
System = "%Windows%\S-1-5-21-3761900733-9855609303-097599164-0953\rundll.exe"
作成活動
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- %Windows%\S-1-5-21-3761900733-9855609303-097599164-0953\Desktop.ini
- %User Temp%\119.exe
- %User Temp%\554.exe
- %User Profile%\Application Data\csrrsss.exe
- rm.bat
- %User Temp%\csrssr.exe
(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。. %User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。. %User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。)
その他
マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://{BLOCKED}127.22/dl/winbmd.exe
- http://{BLOCKED}127.22/dl/winmds.exe
マルウェアは、実行後、自身を削除します。
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 3
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\
- Run
- In HKEY_CURRENT_USER\System\CurrentControlSet\Services\
- Run
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\
- Associations
手順 4
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- csrrsss = "%User Profile%\Application Data\csrrsss.exe"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- Microsoft Windows Hosting Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- Microsoft Windows Hosting Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Run
- Windows RPC Host Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
- In HKEY_CURRENT_USER\System\CurrentControlSet\Services\Run
- Windows RPC Host Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
- Microsoft Windows Firewall Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
- Microsoft Windows Firewall Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\Associations
- DefaultFileTypeRisk = "3333"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\Associations
- LowRiskFileTypes = ".exe"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\List
- Microsoft Windows Hosting Service = "%User Temp%\csrssr.exe"
手順 5
変更されたレジストリ値を修正します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
- System = "%Windows%\S-1-5-21-3761900733-9855609303-097599164-0953\rundll.exe"
手順 6
以下のファイルを検索し削除します。
- %Windows%\S-1-5-21-3761900733-9855609303-097599164-0953\Desktop.ini
- %User Temp%\119.exe
- %User Temp%\554.exe
- %User Profile%\Application Data\csrrsss.exe
- rm.bat
- %User Temp%\csrssr.exe
手順 7
以下のフォルダを検索し削除します。
- %Windows%\S-1-5-21-3761900733-9855609303-097599164-0953
手順 8
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_MEREDROP.VN」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 9
以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- %User Temp%\csrssr.exe
- %User Profile%\rm.bat
ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください