Trend Micro Security

TROJ_JAVA.BR

2012年10月8日
 解析者: Kathleen Notario   
 更新者 : Christopher Daniel So

 別名:

TrojanDownloader:Java/OpenConnection.GS (Microsoft), Exploit:Java/CVE-2010-0094.AC (Microsoft), Trojan.Maljava (Symantec), Trojan-Downloader.Java.OpenConnection.aw (Kaspersky), Mal/JavaImr-D (Sophos), Mal/JavaEsa-A (Sophos)

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアが自身の不正活動を実行するには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ Java Class
メモリ常駐 なし
発見日 2010年11月10日
ペイロード ファイルのダウンロード

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。これにより、不正ファイルがダウンロードされます。

  • CVE-2010-0094

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\mstsc.exe

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

その他

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

マルウェアが自身の不正活動を実行するには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

セキュリティ対策の面からも以下の説明を参照し、脆弱性を修正してください。


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI パターンファイル: 7.610.07
VSAPI パターンリリース日: 2010年11月11日
VSAPI パターンリリース日: 11/11/2010 12:00:00 AM

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 %User Temp%\mstsc.exe

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_JAVA.BR」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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