TROJ_JADTRE.A
TrojanDropper:Win32/Jadtre.B (Microsoft); [00001a70.EXE]:Downloader-BXL (McAfee); Trojan.Dropper (Symantec); Trojan-Dropper.Win32.Small.dyr (Kaspersky); Trojan-Dropper.Win32.Jadtre.c (v) (Sunbelt); Trojan-Dropper:W32/Jadtre.gen!A (FSecure)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、実行後、自身を削除します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
他のシステム変更
マルウェアは、以下のファイルを削除します。
- %Temporary Internet Files%\Content.IE5\PGDF756O\0[1].htm
- %Temporary Internet Files%\Content.IE5\FGRGL7RH\0[1].htm
- %Windows%\SoftwareDistribution\DataStore\Logs\edbtmp.log
(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。)
作成活動
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- %Temp%\0750.exe
- %Temp%\02638.exe
(註:%Temp%は、<Windows Temporary フォルダ>のことで、標準設定では "C:\WINNT\Temp" または "C:\Windows\Temp" です。)
その他
マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://{BLOCKED}.160.107/bhy/0.exe
マルウェアは、実行後、自身を削除します。
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
以下のファイルを検索し削除します。
- %Temp%\0750.exe
- %Temp%\02638.exe
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_JADTRE.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 4
以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- %Temporary Internet Files%\Content.IE5\PGDF756O\0[1].htm
- %Temporary Internet Files%\Content.IE5\FGRGL7RH\0[1].htm
- %Windows%\SoftwareDistribution\DataStore\Logs\edbtmp.log
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