Trend Micro Security

TROJ_INJECT.BMC

2016年4月2日
 解析者: Joseph Obed   

 別名:

Trojan.Win32.Inject.blmz [Kaspersky]

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。


  詳細

ファイルサイズ 292,092 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2012年1月10日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Application Data%\Microsoft\Windows\e941aPoj504hBg.dat
  • %Application Data%\Xenocode\ApplianceCaches\java.exe_v25435DCB\TheApp\STUBEXE\@WINDIR@\sample\java.exe

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %Application Data%\Java\java.exe

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{B0T8Q04T-68T2-0KQ4-TPS8-L1716G082114}
StubPath = "%Application Data%\Java\java.exe"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
HKLM = "%Application Data%\Java\java.exe"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
HKCU = "%Application Data%\Java\java.exe"

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\e941aPoj504hBg
ServerStarted = "{The date and time malware is initially executed}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\XtremeRAT
Mutex = "e941aPoj504hBg"

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.41.200

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。