Trend Micro Security

TROJ_INJECT.ASY

2012年11月2日
 解析者: Anthony Joe Melgarejo   

 別名:

Trojan:Win32/Trufip!rts (Microsoft), Trojan.Win32.Inject.alte (Kaspersky), Win32/LockScreen.FF trojan (NOD32)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 367,616 bytes
タイプ , EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2011年9月4日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

  • %System%\csrsvc.exe
  • %System%\svccsr.exe

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 7.154.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2010年5月8日
VSAPI OPR パターンバージョン 7.155.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2010年5月9日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TROJ_INJECT.ASY」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_INJECT.ASY」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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