Trend Micro Security

TROJ_INJECT.AMW

2013年2月3日
 解析者: Sabrina Lei Sioting   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  詳細

ファイルサイズ 323,584 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2009年7月3日

インストール

マルウェアは、以下のフォルダを追加します。

  • %system root%\cleansweep.exe

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %system root%\cleansweep.exe\cleansweep.exe

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %system root%\cleansweep.exe\config.bin

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
cleansweep.exe = %system root%\cleansweep.exe\cleansweep.exe

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトから自身のコピーの更新版をダウンロードします。

  • http://www.{BLOCKED}ctionsupport.org/f/bin/zam.exe

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %system root%\cleansweep.exe\cleansweepupd.exe

情報収集

マルウェアは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。

  • http://www.{BLOCKED}ctionsupport.org/f/gate.php


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI パターンファイル: 07.446.07
VSAPI パターンリリース日: 2010年9月8日
VSAPI パターンリリース日: 9/8/2010 12:00:00 AM
初回 VSAPI パターンバージョン 7.342.01
初回 VSAPI パターンリリース日 2010年7月27日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • cleansweep.exe = %System Root%\cleansweep.exe\cleansweep.exe

手順 3

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 %system root%\cleansweep.exe

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_INJECT.AMW」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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