Trend Micro Security

TROJ_GYPIKON.EV

2014年10月4日
 解析者: Rhena Inocencio   

 別名:

Trojan:Win32/Sisron (Microsoft), Trojan-Downloader.Win32.Delf.wwk (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 260,608 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2009年6月30日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
windowslive = "{malware path and filename}"

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\windowslive

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\windowslive
installinfo = "1"

HKEY_CURRENT_USER\Software\windowslive
day = "{installation date}"

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • {malware path}:\windowslive.sys

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • {BLOCKED}e.co.kr/download/windowslive/windowslive.sys
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.112.169/count_log/log/boot.php?p={malware name}&m={mac address}


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 6.240.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2009年6月30日
VSAPI OPR パターンバージョン 6.241.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2009年6月30日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\windowslive
    • installinfo = "1"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\windowslive
    • day = "{installation date}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • windowslive = "{malware path and filename}"

手順 4

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • windowslive

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • {malware path}:\windowslive.sys

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_GYPIKON.EV」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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