Trend Micro Security

TROJ_FAKEAVDL.D

2012年10月8日
 解析者: Christopher Daniel So   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、大量送信されたスパムメールに添付されて、コンピュータに侵入します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。


  詳細

ファイルサイズ 15,872 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2010年9月25日

侵入方法

マルウェアは、大量送信されたスパムメールに添付されて、コンピュータに侵入します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

インストール

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Printers\Connections
affid = "396"

HKEY_CURRENT_USER\Printers\Connections
subid = "landing"

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System Root%\Documents and Settings\All Users\Favorites\_favdata.dat - non-malicious file

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、ファイルをダウンロードします。

  • http://{BLOCKED}ullups.com/a/ad
  • http://www.{BLOCKED}ashamed.org/a/ad

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 7.488.10
初回 VSAPI パターンリリース日 2010年9月25日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 %System Root%\Documents and Settings\All Users\Favorites\_favdata.dat

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Printers\Connections
    • affid=396
  • In HKEY_CURRENT_USER\Printers\Connections
    • subid=landing

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_FAKEAVDL.D」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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