Trend Micro Security

TROJ_FAKEAV.SM1E

2013年8月8日

 別名:

TrojanDownloader:Win32/Renos.LX (Microsoft); Downloader-CEW.bg (McAfee); Trojan.Gen (Symantec); PAK:UPX, Trojan-Downloader.Win32.CodecPack.aqov (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Trojan-Downloader:W32/Renos.GTZ (FSecure)

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 138,752 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2011年11月4日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • {malware path and file name}.exe
  • %Windows%\Vhepea.exe

(註:%Windows%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、"C:\Windows" です。)

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings\
Zones\_CHAR(0x03)_

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
VhyD = 5

HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
Vhy3 = 1cc8b76

HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
VhyE = f126b7b

HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
VhyD = a

HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
VhyD = 14

HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
VhyD = 28

HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
VhyD = e1

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Windows%\Tasks\{62C40AA6-4406-467a-A5A5-DFDF1B559B7A}.job

(註:%Windows%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、"C:\Windows" です。)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • KCSCPW1HKH
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones
    • _CHAR(0x03)_

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
    • VhyD=5
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
    • Vhy3=1cc8b76
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
    • VhyE=f126b7b
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
    • VhyD=a
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
    • VhyD=14
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
    • VhyD=28
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\KCSCPW1HKH
    • VhyD=e1

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 %Windows%\Tasks\{62C40AA6-4406-467a-A5A5-DFDF1B559B7A}.job

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_FAKEAV.SM1E」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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