Trend Micro Security

TROJ_EXPLOIT.WPU

2014年5月30日
 解析者: Jimelle Monteser   
 更新者 : Mark Joseph Manahan

 別名:

Win32/Exploit.CVE-2013-0074.AD trojan (NOD32), W32/CVE_2013_0074.AD!exploit (Fortinet), Exploit:CVE20130074 (Ikarus)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

上記の脆弱性が利用されると、マルウェアは、特定の不正活動を実行します。


  詳細

ファイルサイズ 65,536 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2014年5月13日

侵入方法

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

その他

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、以下のファイルが必要になります。

  • MainPage.xaml
  • App.xaml

上記の脆弱性が利用されると、マルウェアは、以下の不正活動を実行します。

  • Execute Arbitrary Code

マルウェアは、以下の脆弱性を利用してゼロデイ攻撃を実行します。

上記の脆弱性が利用されると、マルウェアは、任意のコードを実行します。

マルウェアは、「BKDR_VAWTRAK」のダウンロードに利用される "Angler Exploit Kit" のコンポーネントです。

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 10.794.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年5月14日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.795.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年5月15日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、スパイウェアパターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、スパイウェア検索を実行してください。「TROJ_EXPLOIT.WPU」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 4

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。

註:

日本語情報はこちら:


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