Trend Micro Security

TROJ_DUQU.CFG

2012年10月9日
 解析者: Karl Dominguez   
 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


これは、トレンドマイクロの製品では、「TROJ_DUQU」ファミリの環境設定ファイルの検出名です。

  詳細

ファイルサイズ 6,750 bytes
タイプ Other
発見日 2011年10月19日

その他

これは、トレンドマイクロの製品では、「TROJ_DUQU」ファミリの環境設定ファイルの検出名です。

マルウェアは、以下の設定を含んでいます。

  • コンポーネントファイルのファイルパス
  • 「TROJ_DUQU.ENC」を組み込むプロセス
  • サービスのレジストリキー
  • マルウェアが接続し、DNSを確認するWebサイトの情報

解析した環境設定ファイルは、以下の設定を含みます。

  • サービスのレジストリキー
    • JmiNET3
    • cmi4432
  • コンポーネントファイルのファイルパス
    • ＜システムのルート（通常C：ドライブ）＞\inf\cmi4432.pnf - 「TROJ_DUQU.ENC」として検出
    • ＜システムのルート（通常C：ドライブ）＞\inf\cmi4464.pnf - このマルウェアとして検出
    • ＜システムのルート（通常C：ドライブ）＞\inf\netp191.pnf - 「TROJ_DUQU.ENC」として検出
    • ＜システムのルート（通常C：ドライブ）＞\inf\netp192.pnf - このマルウェアとして検出
    • %System%\Drivers\cmi4432.sys - 「RTKT_DUQU.A」として検出
    • %System%\Drivers\jminet7.sys - 「RTKT_DUQU.A」として検出
(註：%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)
  • マルウェアが接続し、DNSを確認するWebサイトの情報
    • Jkasperskychk.dyndns.org
    • www.microsoft.com
  • 「TROJ_DUQU.ENC」を組み込むプロセス
    • explorer.exe
    • firefox.exe
    • iexplore.exe
    • pccntmon.exe

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.508.10
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年10月20日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.509.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年10月20日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「TROJ_DUQU.CFG」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

手順 3

最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_DUQU.CFG」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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