TROJ_DROPPER.XXTWP
Exploit.MSOffice.CVE-2017-8759.a (Kaspersky); Exploit:Win32/CVE-2017-8759.A (Microsoft); Exploit.CVE-2017-8759.Gen (BitDefender)
Windows
- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- %User Temp%\RES{random characters}.tmp
- %User Temp%\{random characters}.out
- %User Temp%\{random characters}.err
- %User Temp%\{random characters}.cmdline
- %User Temp%\{random characters}.0.cs
- %User Temp%\{random characters}.tmp
- %User Profile%\Logo.cs
- %User Profile%\http1008941842741590img4db.pdb
- %User Profile%\http1008941842741590img4db.dll
- %User Profile%\CSC{random characters}.tmp
- %System%\Com\SOAPAssembly\Logo.cs
- %System%\Com\SOAPAssembly\http1008941842741590img4db.pdb
- %System%\Com\SOAPAssembly\http1008941842741590img4db.dll
- %System%\Com\SOAPAssembly\CSC{random characters}.tmp
(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.. %User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.. %System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)
その他
マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.27.159/img.db
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.27.159:8080/lK0RS
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\RES{random characters}.tmp
- %User Temp%\{random characters}.out
- %User Temp%\{random characters}.err
- %User Temp%\{random characters}.cmdline
- %User Temp%\{random characters}.0.cs
- %User Temp%\{random characters}.tmp
- %User Profile%\Logo.cs
- %User Profile%\http1008941842741590img4db.pdb
- %User Profile%\http1008941842741590img4db.dll
- %User Profile%\CSC{random characters}.tmp
- %System%\Com\SOAPAssembly\Logo.cs
- %System%\Com\SOAPAssembly\http1008941842741590img4db.pdb
- %System%\Com\SOAPAssembly\http1008941842741590img4db.dll
- %System%\Com\SOAPAssembly\CSC{random characters}.tmp
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_DROPPER.XXTWP」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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