Trend Micro Security

TROJ_DLOADR.ATT

2012年10月8日
 解析者: MarfelTi   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに利用されるファイルとしてコンピュータに侵入します。

マルウェアは、すべての実行中プロセスに組み込まれ、システムのプロセスに常駐します。

マルウェアは、Internet Explorer(IE)のウィンドウを非表示で開きます。 マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  詳細

ファイルサイズ 21,629 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2011年3月31日
ペイロード Internet Explorer(IE)のウインドウを起動, プロセスの強制終了, ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに利用されるファイルとしてコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、すべての実行中プロセスに組み込まれ、システムのプロセスに常駐します。

マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • Local\UIEI

その他

マルウェアは、IEのウィンドウを非表示で開きます。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスして不正なファイルをダウンロードします。

  • http://www.{BLOCKED}ies.com/photo/{random}.php?{random}
  • http://www.{BLOCKED}edia.com/photo/{random}.php?{random}
  • http://{BLOCKED}8.{BLOCKED}0.7.152/photo/{random}.php?{random}


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TROJ_DLOADR.ATT」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

「TROJ_DLOADR.ATT」として検出されたファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_DLOADR.ATT」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください