TROJ_DLOADE.BBI

2013年10月7日

別名:

Generic Downloader.x!bzm (McAfee); Trojan Horse (Symantec); Trojan-Downloader.Win32.Delf.pjt (Kaspersky); Trojan horse Downloader.Generic8.ON (AVG)

プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

危険度:

ダメージ度:

感染力:

感染確認数:

マルウェアタイプ: トロイの木馬型
破壊活動の有無: なし
暗号化:
感染報告の有無: はい

概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

詳細

ファイルサイズ 288,256 bytes

タイプ EXE

メモリ常駐はい

発見日 2013年10月7日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Msn = "%System%\msnmsgsr.exe"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
MSMSGS = "%Program Files%\Messenger\msmsgs.exe /background"

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Soundservice

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Soundservice\Security

HKEY_CURRENT_USER\AppEvents\Schemes\
Apps\MSMsgs\MSMsgs_ContactOnline\
.Default

HKEY_CURRENT_USER\AppEvents\Schemes\
Apps\MSMsgs\MSMsgs_NewAlert\
.Default

HKEY_CURRENT_USER\AppEvents\Schemes\
Apps\MSMsgs\MSMsgs_NewMail\
.Default

HKEY_CURRENT_USER\AppEvents\Schemes\
Apps\MSMsgs\MSMsgs_NewMessage\
.Default

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Soundservice
Type = "1"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Soundservice
Start = "1"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Soundservice
ErrorControl = "1"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Soundservice
ImagePath = "system32\drivers\soundservice.sys"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Soundservice
DisplayName = "Soundservice"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Soundservice\Security
Security = "{random values}"

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

%User Temp%\blowor202
%System%\drivers\soundservice.sys
%User Temp%\winsound.reg

(註：%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。. %System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

http://{BLOCKED}.1.18/homedate/soundservice.sys

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

対応方法

対応検索エンジン: 9.300

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告：レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services
- Soundservice

In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Soundservice
- Security

In HKEY_CURRENT_USER\AppEvents\Schemes\Apps\MSMsgs\MSMsgs_ContactOnline
- .Default

In HKEY_CURRENT_USER\AppEvents\Schemes\Apps\MSMsgs\MSMsgs_NewAlert
- .Default

In HKEY_CURRENT_USER\AppEvents\Schemes\Apps\MSMsgs\MSMsgs_NewMail
- .Default

In HKEY_CURRENT_USER\AppEvents\Schemes\Apps\MSMsgs\MSMsgs_NewMessage
- .Default

このマルウェアが追加したレジストリキーの削除：

「レジストリエディタ」を起動します。
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、regedit と入力し、[OK]をクリックします。
※regedit は半角英数字で入力する必要があります（大文字／小文字は区別されません）。
「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
HKEY_LOCAL_MACHINE>SYSTEM>ControlSet001>Services
上記フォルダの左にあるプラスをクリックし、以下のキーを検索し、削除します。
Soundservice
「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
HKEY_LOCAL_MACHINE>SYSTEM>ControlSet001>Services>Soundservice
上記フォルダの左にあるプラスをクリックし、以下のキーを検索し、削除します。
Security
「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
HKEY_CURRENT_USER>AppEvents>Schemes>Apps>MSMsgs>MSMsgs_ContactOnline
上記フォルダの左にあるプラスをクリックし、以下のキーを検索し、削除します。
.Default
「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
HKEY_CURRENT_USER>AppEvents>Schemes>Apps>MSMsgs>MSMsgs_NewAlert
上記フォルダの左にあるプラスをクリックし、以下のキーを検索し、削除します。
.Default
「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
HKEY_CURRENT_USER>AppEvents>Schemes>Apps>MSMsgs>MSMsgs_NewMail
上記フォルダの左にあるプラスをクリックし、以下のキーを検索し、削除します。
.Default
「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
HKEY_CURRENT_USER>AppEvents>Schemes>Apps>MSMsgs>MSMsgs_NewMessage
上記フォルダの左にあるプラスをクリックし、以下のキーを検索し、削除します。
.Default
「レジストリエディタ」を閉じます。

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- Msn = "%System%\msnmsgsr.exe"

In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- MSMSGS = "%Program Files%\Messenger\msmsgs.exe /background"

In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Soundservice
- Type = "1"

In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Soundservice
- Start = "1"

In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Soundservice
- ErrorControl = "1"

In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Soundservice
- ImagePath = "system32\drivers\soundservice.sys"

In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Soundservice
- DisplayName = "Soundservice"

In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Soundservice\Security
- Security = "{random values}"

このマルウェアが追加したレジストリ値の削除：

「レジストリエディタ」を起動します。
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、regedit と入力し、[OK]をクリックします。
※regedit は半角英数字で入力する必要があります（大文字／小文字は区別されません）。
「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
HKEY_LOCAL_MACHINE>SOFTWARE>Microsoft>Windows>CurrentVersion>Run
右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
Msn = "%System%\msnmsgsr.exe"
「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
HKEY_CURRENT_USER>Software>Microsoft>Windows>CurrentVersion>Run
右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
MSMSGS = "%Program Files%\Messenger\msmsgs.exe /background"
「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
HKEY_LOCAL_MACHINE>SYSTEM>ControlSet001>Services>Soundservice
右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
Type = "1"
右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
Start = "1"
右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
ErrorControl = "1"
右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
ImagePath = "system32\drivers\soundservice.sys"
右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
DisplayName = "Soundservice"
「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
HKEY_LOCAL_MACHINE>SYSTEM>ControlSet001>Services>Soundservice>Security
右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
Security = "{random values}"
「レジストリエディタ」を閉じます。

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]

コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

%User Temp%\blowor202
%System%\drivers\soundservice.sys
%User Temp%\winsound.reg

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_DLOADE.BBI」と検出したファイルの検索を実行してください。検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

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