Trend Micro Security

TROJ_DAPATO.YVX

2014年8月20日
 更新者 : Jaime Benigno Reyes

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。


  詳細

ファイルサイズ 40,960 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2014年5月28日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\success.asp

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\index.html - contains the URLs
  • %User Temp%\{strings in index.html}exe - downloaded file from the retrieved URLs in index.html
  • %User Temp%\{strings in index.html} - downloaded file from the retrieved URLs in index.html

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

情報漏えい

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

マルウェアがダウンロードする以下のファイルは、URLを含みます。

  • %User Temp%\index.html

マルウェアがダウンロードする以下のファイルは、"index.html"から取得されたURLからダウンロードされるファイルです。

  • %User Temp%\{strings in index.html}exe

マルウェアがダウンロードする以下のファイルは、"index.html"から取得されたURLからダウンロードされるファイルです。

  • %User Temp%\{strings in index.html}

マルウェアは、以下のURLにアクセスし、不正なファイルをダウンロードおよび実行します。

  • http://{BLOCKED}p.{BLOCKED}t1.info/files/nb1/index.html?{random}
  • {ダウンロードされたファイル“index.html”で確認されるURL}

マルウェアは、ダウンロード活動の成功の通知として、以下のURLにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}p.{BLOCKED}t1.info/files/nb1/success.asp?{random}

これらのURLは、現在のところアクセス不能です。

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 10.822.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年5月27日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.823.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年5月28日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %User Temp%\index.html
  • %User Temp%\{strings in index.html}exe
  • %User Temp%\{strings in index.html}
  • %User Temp%\success.asp

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_DAPATO.YVX」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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