Trend Micro Security

TROJ_BREDOLAB.DD

2012年10月8日
 解析者: Michael Cabel   

 プラットフォーム:

Windows 98, ME, NT, 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 26,112 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %User Startup%\{Random file name}.exe

(註: %User Startup%フォルダは、通常、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows NTの場合、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup"、Windows 2000、XP、Server 2003の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup " です。)

マルウェアは、以下の無害なファイルを作成します。

  • %Application Data%\{Random File Name}.dat

(註:%Application Data%フォルダは、 Windows 2000、XP、Server 2003 の場合 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" 、 Windows NTの場合 "C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Application Data"、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Application Data" です。)

マルウェアは、以下のプロセスに自身を組み込み、システムのプロセスに常駐します。

  • EXPLORER.EXE

その他

このマルウェアのコードから、マルウェアは、以下の機能を備えています。

  • Decrypts part of its data to be injected in SVCHOST.EXE
  • Send request to http://{BLOCKED}o.ru/new/controller.php?action=bot&entity_list=&first=0&rnd={BLOCKED}&uid=1&guid=2847846060
  • Decrypt and execute downloaded file
  • Notify http://{BLOCKED}o.ru/new/controller.php?action=report&uid=1&guid=2847846060&{BLOCKED}d=123&entity=1259351490:unique_start;1271368047:unique_start;1278753990:unique_start about successful infection


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「TROJ_BREDOLAB.DD」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

    TSPY_DAURSO.SMY

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Startup%\{randome file name}.exe
  • %Application Data%\{Random File Name}.dat

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_BREDOLAB.DD」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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