Trend Micro Security

TROJ_BIRTTA.A

2012年10月9日
 解析者: Roland Marco Dela Paz   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、以下のソフトウェアを用いてコンパイルされたバッチファイルです。マルウェアは、実行可能ファイル(拡張子EXE)に変換され、保護されます。

  • ExeScript

マルウェアは、実行されると、以下のオリジナルのバッチファイルを作成、実行および削除します。

  • %Current%\untitled1.bat

マルウェアは、以下のDOSコマンドを用いてIRCのニックネームを隠し属性の設定を変更することができます。

  • attrib

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2011年6月8日
ペイロード ファイルの削除, ファイルの作成

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • TROJ_DROPPR.FB

その他

マルウェアは、以下のソフトウェアを用いてコンパイルされたバッチファイルです。マルウェアは、実行可能ファイル(拡張子EXE)に変換され、保護されます。

  • ExeScript

マルウェアは、実行されると、以下のオリジナルのバッチファイルを作成、実行および削除します。

  • %Current%\untitled1.bat

マルウェアは、以下のDOSコマンドを用いてIRCのニックネームを隠し属性の設定を変更することができます。

  • attrib


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 8.212.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年6月9日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.213.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年6月10日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_BIRTTA.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

註:このマルウェアが発見された場合、他のマルウェアがシステムに侵入している場合があります。以下の情報を参考にしてウイルス駆除を行ってください。


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