Trend Micro Security

TROJ_ALUREON.DBC

2013年2月18日
 解析者: Rika Joi Gregorio   

 別名:

Trojan:Win32/Alureon.FF(Microsoft), Trojan.Win32.Alureon(Ikarus), Win32/Olmasco.AD trojan(Eset)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  詳細

ファイルサイズ 220,160 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2013年2月13日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\IntelliForms

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\Main
TabProcGrowth = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\Main
NoProtectedModeBanner = "1"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings\
Zones\3
1601 = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings\
Zones\3
2500 = "3"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings
WarnOnZoneCrossing = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\IntelliForms
AskUser = "0"

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • {BLOCKED}oual.com

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 9.724.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年2月13日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.725.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年2月14日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\IntelliForms

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main
    • TabProcGrowth = "0"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main
    • NoProtectedModeBanner = "1"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones\3
    • 1601 = "0"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones\3
    • 2500 = "3"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings
    • WarnOnZoneCrossing = "0"

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_ALUREON.DBC」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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