TROJ_AGENT_011028.TOMB
Trojan:Win32/Sisron (Microsoft); Generic VB.kf (McAfee); Trojan.Gen (Symantec); Trojan.Win32.Swisyn.cfhj (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Gen:Variant.Barys.2229 (FSecure)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、タスクマネージャやレジストリエディタ、フォルダオプションを無効にします。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
自動実行方法
マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
MSWUpdate = "%User Profile%\Microsoft\lsass.exe"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
MSWUpdate = "%User Profile%\Microsoft\lsass.exe"
マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Userinit = "%System%\userinit.exe,%User Profile%\Microsoft\lsass.exe"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「%Windows%\system32\userinit.exe,」となります。)
他のシステム変更
マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer\Run
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer\Run
HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\
Microsoft\4842
マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\policies\
Explorer\Run
MSWUpdate = "%User Profile%\Microsoft\lsass.exe"
HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\
Microsoft\4842
F = "True"
マルウェアは、以下のレジストリ値を追加し、タスクマネージャやレジストリエディタ、フォルダオプションを無効にします。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer\Run
MSWUpdate = "%User Profile%\Microsoft\lsass.exe"
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
スタートアップディスク、または、回復コンソールを用いて、「TROJ_AGENT_011028.TOMB」として検出されたファイルを確認し削除します。
手順 3
レジストリエディタおよびタスクマネージャ、フォルダオプションの機能を有効にします。
手順 4
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
- Run
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
- Run
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\Microsoft
- 4842
手順 5
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- MSWUpdate = "%User Profile%\Microsoft\lsass.exe"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- MSWUpdate = "%User Profile%\Microsoft\lsass.exe"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\Explorer\Run
- MSWUpdate = "%User Profile%\Microsoft\lsass.exe"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\Microsoft\4842
- F = "True"
手順 6
変更されたレジストリ値を修正します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
- From: Userinit = "%System%\userinit.exe,%User Profile%\Microsoft\lsass.exe"
To: Userinit = ""%Windows%\system32\userinit.exe,""
- From: Userinit = "%System%\userinit.exe,%User Profile%\Microsoft\lsass.exe"
手順 7
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_AGENT_011028.TOMB」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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