Trend Micro Security

Ransom_LOCKYENC.DLDVFS

2016年10月10日
 解析者: Pearl Charlaine Espejo   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。 これは、トレンドマイクロの製品では、特定の不正活動を実行するファイルの検出名となります。


  詳細

ファイルサイズ 181,252 bytes
タイプ None
メモリ常駐 なし
発見日 2016年10月4日

侵入方法

マルウェアは、リモートサイトから以下のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

  • JS_NEMUCOD.DLDVFS

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

その他

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

これは、トレンドマイクロの製品では、以下の検出名となります。

  • An encrypted Ransom_LOCKY.DLDVFS.
  • Requires to be decrypted by its main component in order to perform its malicious backdoor routines.
  • Functions as Ransom_LOCKY.DLDVFS after it is decrypted and loaded by its main loader.

これは、トレンドマイクロの製品では、以下の検出名となります。

  • マルウェアは、暗号化された「Ransom_LOCKY.DLDVFS」です。
  • マルウェアが自身のバックドア活動を実行するためには、メインのコンポーネントによる復号が必要になります。
  • マルウェアは、メインのローダにより復号され読み込まれた後、「Ransom_LOCKY.DLDVFS」として機能します。

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.8
初回 VSAPI パターンバージョン 12.816.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2016年10月4日
VSAPI OPR パターンバージョン 12.817.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2016年10月5日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「Ransom_LOCKYENC.DLDVFS」を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。 (註:以下のマルウェアもしくはアドウェア等がすでに削除されている場合は、本手順は行う必要はありません。)

     
    • JS_NEMUCOD.DLDVFS

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom_LOCKYENC.DLDVFS」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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