RANSOM_KASITOO.R038C0DCP18
TR/RedCap.hmjvh (Avira (no cloud)); Ransom:Win32/Kasitoo.A!rsm (Microsoft);
Windows
- マルウェアタイプ: 身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: なし
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
プロセスの終了
マルウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。
- sql
- chrome.exe
- ie.exe
- firefox.exe
- opera.exe
- safari.exe
- taskmgr.exe
- 1c
- mysqld.exe
- sqlservr.exe
- sqlmangr.exe
- sqlbrowser.exe
- fdhost.exe
- fdlauncher.exe
- MsDtsSrv.exe
- Ssms.exe
- sqlwriter.exe
- sqlagent.exe
- SQLBackupMaster.Service.exe
ランサムウェアの不正活動
マルウェアは、ファイル名に以下の文字列を含むファイルの暗号化はしません。
- .crypt
- DECRYPT.txt
マルウェアは、ファイルパスに以下の文字列を含むファイルの暗号化はしません。
- temp
- TEMP
- windows
- WINDOWS
- Windows
- Recycle
- windows
- Windows
- WINDOWS
- Program Files
- PROGRAM FILES
- ProgramData
- gnupg
マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。
- .crypt
マルウェアは、以下の内容を含む脅迫状のテキストファイルを残します。
- {Encrypted Directory}DECRYPT.txt
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
「RANSOM_KASITOO.R038C0DCP18」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- {Encrypted Directory}\DECRYPT.txt
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「RANSOM_KASITOO.R038C0DCP18」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください