RANSOM_FILECRYPTOR.R046C0DB618
Ransom:Win32/FileCryptor (MICROSOFT), TR/FileCoder.gndyv (ANTIVIR), Win32/Filecoder.NJO trojan (NOD32)
Windows
- マルウェアタイプ: 身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: なし
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のコンポーネントファイルを作成します。
- {malware file path}\8F185AD69BC908.key
マルウェアは、以下のファイルを作成し実行します。
- {malware file path}\8F185AD69BC908.cmd - is a batch file which searches for particular file extensions and launches 8F185AD69BC908.exe which performs encryption on the found files.
- {malware file path}\8F185AD69BC908.exe - contains the encryption routine
他のシステム変更
マルウェアは、以下のファイルを削除します。
- {malware file path}\8F185AD69BC908.cmd
- {malware file path}\8F185AD69BC908.exe
- {malware file path}\8F185AD69BC908.key
その他
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- %Application Data%\{volume serial number}
(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)
ランサムウェアの不正活動
マルウェアは、以下の文字列を含むファイルを暗号化します。
- .docxml
- .dot
- .doc
- .docx
- .docm
- .xls
- .xlsx
- .xlsm
- .xlsb
- .xltx
- .xltm
- .xlam
- .odt
- .rtf
- .bpdx
- .msg
- .pptx
- .pptm
- .potx
- .potm
- .ppsx
- .ppsm
- .psd
- .dwg
- .cdr
- .jpg
- .jpeg
- .tiff
- .wmv
- .mp4
- .avi
- .bmp
- .cd
- .1cd
- .dbf
- .sqlite
- .dt
- .cf
- .cfu
- .epf
- .log
- .lgf
- .lgp
- .elf
- .cdn
- .efd
- .geo
- .gsf
- .zip
- .rar
- .7z
- .backup
- .tib
- .bak
- .bak1
- .bak2
- .bak3
- .bak4
- .002
- .003
- .004
- .005
- .006
- .007
- .008
- .009
- .010
- .wbk
- .ful
- .wbcat
- .backupdb
- .pdb
- .mdb
- .accdb
- .ace
- .arj
- .tar
- .cab
- .cfg
- .dxf
- .dwf
- .vbox
- .vdi
- .vhd
- .vhdx
- .vmdk
- .vmsd
- .vmx
- .vmxf
- .vob
- .pfx
- .cer
- .key
- .lic
- .sql
- .sql1
- .sql2
- .db3
- .dbs
- .frm
- .ldf
- .sdb
- .tmd
- .sdf
- .iso
- .mdf
- .mds
- .bin
- .nrg
- .cue
マルウェアは、以下のディレクトリ内で確認されたファイルを暗号化します。
- {malware directory and its subdirectories}
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- %Application Data%\{volume serial number}
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「RANSOM_FILECRYPTOR.R046C0DB618」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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