RANSOM_EDA2JANBLEED.A
Windows
- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- %Desktop%\logo.png
- %Desktop%\filesencrypted.html - list of encrypted files
- %Application Data%\SysData\files.txt - list of files to encrypt
- %Desktop%\ransome.html - ransom note
- %AppDataLocal%\JB\core32x86.exe_Url_q2kl0kaaan4v5u5tvd5noc2mivsopa0z\2.9.3.0\user.config
(註:%Desktop%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Desktop"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\Desktop" です。.. %Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.. %AppDataLocal%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)
マルウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %Application Data%\sysData
- %AppDataLocal%\JB
- %AppDataLocal%\JB\core32x86.exe_Url_q2kl0kaaan4v5u5tvd5noc2mivsopa0z
- %AppDataLocal%\JB\core32x86.exe_Url_q2kl0kaaan4v5u5tvd5noc2mivsopa0z\2.9.3.0
(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.. %AppDataLocal%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)
自動実行方法
マルウェアは、Windows起動時に自動実行されるよう<スタートアップ>フォルダ内に以下のファイルを作成します。
- core32x86.exe
感染活動
マルウェアは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。
- setup.exe
プロセスの終了
マルウェアは、感染コンピュータ上でプロセスが常駐されていることを確認した場合、以下のいずれかの文字列を含むプロセスまたはサービスを終了します。
- taskmgr
その他
マルウェアは、以下の拡張子をもつファイルを暗号化します。
- .txt
- .jpg
- .png
- .doc
- .docx
- .csv
- .sql
- .mdb
- .sln
- .php
- .asp
- .aspx
- .html
- .htm
- .csx
- .psd
マルウェアは、以下のファイルを開きます。
- %Desktop%\ransome.html
(註:%Desktop%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Desktop"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\Desktop" です。.)
マルウェアは、以下のファイル名を使用し、暗号化されたファイルを改称します。
- {original filename}.a858
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- %Desktop%\ransome.html
- %Application Data%\SysData\files.txt
- %AppDataLocal%\JB\core32x86.exe_Url_q2kl0kaaan4v5u5tvd5noc2mivsopa0z\2.9.3.0\user.config
- %Desktop%\filesencrypted.html
- %Desktop%\logo.png
手順 5
以下のフォルダを検索し削除します。
- %Application Data%\sysData
- %AppDataLocal%\JB
手順 6
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「RANSOM_EDA2JANBLEED.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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