Trend Micro Security

RANSOM_CRYSIS.F117BL

2017年2月23日
 解析者: Jeanne Jocson   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、Windows起動時に自動実行されるよう<Common Startup>フォルダ内に以下のファイルを作成します。


  詳細

ファイルサイズ 191,439 bytes
タイプ EXE
発見日 2017年2月21日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System%\{malware filename}

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • mode con cp select=1251
  • vssadmin delete shadows /all /quiet

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{malware filename} = "%System%\{malware filename}"

マルウェアは、Windows起動時に自動実行されるよう<Common Startup>フォルダ内に以下のファイルを作成します。$$DATA$$

その他

マルウェアは、以下のファイル名を使用し、暗号化されたファイルを改称します。

  • {filename with extension of the encrypted file}.id-{assigned ID}.[amanda_sofost@india.com].wallet