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Ransom.Win64.LIVEDE.A
VHO:Trojan.Win32.Convagent.gen (KASPERSKY)
Windows
![](/vinfo/imgFiles/JPlegend.jpg)
- マルウェアタイプ: 身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: はい
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
身代金要求文書のファイルを作成します。 以下のファイル拡張子を持つファイルは暗号化しません。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のプロセスを追加します。
- powershell.exe vssadmin Delete Shadows /All /Quiet
- powershell.exe wbadmin DELETE BACKUP -keepVersions:0 -quiet
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- It will only execute if system date is from 01/Jun/2022 to 16/Sept/2023.
- It is capable of encrypting network shares.
ランサムウェアの不正活動
マルウェアは、ファイル名に以下の文字列を含むファイルの暗号化はしません。
- File recovery-your ID_{Hard-coded ID from configuration}.txt
マルウェアは、ファイルパスに以下の文字列を含むファイルの暗号化はしません。
- C:\Windows
- C:\ProgramData
- C:\Program Files (x86)
- C:\Program Files
- C:\msys64
マルウェアは、以下の名称を利用して暗号化されたファイルのファイル名を改称します。
- {8 random}{Hex encoded original extension}{3 digits representing the count of the Hex-encoded extension in decimal}.live
マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。
- {8 random}{Hex encoded original extension}{3 digits representing the count of the Hex-encoded extension in decimal}.live
マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。
- {Encrypted Drive\Directory}\File recovery-your ID_{Hard-coded ID from configuration}.txt
以下のファイル拡張子を持つファイルについては暗号化しません:
- .themepack
- .bin
- .scr
- .ico
- .ini
- .shs
- .dll
- .icl
- .url
- .ps1
- .wpx
- .live
- .spl
- .sys
- .msp
- .rom
- .bat
- .tmp
- .exe
- .nls
- .msc
- .lnk
対応方法
手順 1
トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。
-
TROJ.Win32.TRX.XXPE50FFF076
手順 2
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 4
Ransom.Win64.LIVEDE.A として検出されたファイルを検索し削除します。
註:このファイルは、隠しファイルとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
マルウェアのファイルの手動削除:
- [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。
- [ファイル名のすべてまたは一部]に上記で確認したファイル名を入力してください。
- [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。
- ファイルが表示されたら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。
- 残りのファイルに対して、この不正なコンポーネントファイルの上記の手順 2.)から 4.)を繰り返してください。
註:ファイル名の入力欄のタイトルは、Windowsのバージョンによって異なります。(例:ファイルやフォルダ名の検索の場合やファイル名のすべてまたは一部での検索)
- Windowsエクスプローラ画面を開きます。
- Windows Vista、7 および Server 2008 の場合:
- [スタート]-[コンピューター]を選択します。
- Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合:
- 画面の左下隅を右クリックし、[エクスプローラー]を選択します。
- Windows Vista、7 および Server 2008 の場合:
- [コンピューターの検索]に、上記で確認したファイル名を入力します。
- ファイルが表示されたら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。
- 残りのファイルに対して、この不正なコンポーネントファイルの上記の手順 2.)から 3.)を繰り返してください。
註:Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイトをご確認ください。
手順 5
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Win64.LIVEDE.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 6
暗号化されたファイルをバックアップから復元します。
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