Trend Micro Security

Ransom.Win32.XORIST.THLODBC

2023年12月28日
 解析者: Leidryn Saludez   

 別名:

HEUR:Trojan-Dropper.Win32.Autoit.gen (KASPERSKY)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: 身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

特定のファイル拡張子を持つファイルを暗号化します。 身代金要求文書のファイルを作成します。


  詳細

ファイルサイズ 475,136 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2023年12月4日
ペイロード メッセージボックスの表示, ファイルの暗号化

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成し実行します。

  • %User Temp%\6TV8KH596tB4r6Q.exe → RegAsm.exe

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • %Windows%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\RegAsm.exe

(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

マルウェアは、以下のプロセスにコードを組み込みます。

  • %Windows%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\RegAsm.exe

(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
.xro

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
YWOOOABBZNYCLBEproce

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
YWOOOABBZNYCLBE\DefaultIcon

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
YWOOOABBZNYCLBE\shell

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
YWOOOABBZNYCLBE\shell\open

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
YWOOOABBZNYCLBE\shell\open\
command

マルウェアは、以下のレジストリキーを変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Alcmeter = %User Temp%\6TV8KH596tB4r6Q.exe

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
.xro
(Default) = YWOOOABBZNYCLBE

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
YWOOOABBZNYCLBE
(Default) = CRYPTED!

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
YWOOOABBZNYCLBE\DefaultIcon
(Default) = %User Temp%\6TV8KH596tB4r6Q.exe,0

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
YWOOOABBZNYCLBE\shell\open\
command
(Default) = %User Temp%\6TV8KH596tB4r6Q.exe

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\RunOnce
upd = %User Temp%\{Malware Name}

その他

マルウェアは、以下のメッセージボックスを表示します。

  • Asks for password for decryption (if %User Temp%\6TV8KH596tB4r6Q.exe already exists upon execution)



This Ransomware displays the following message boxes:






(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

ランサムウェアの不正活動

以下の拡張子を持つファイルを暗号化します:$$ DATA $$

  • .zip
  • .rar
  • .7z
  • .tar
  • .gzip
  • .jpg
  • .jpeg
  • .psd
  • .cdr
  • .dwg
  • .max
  • .bmp
  • .gif
  • .png
  • .doc
  • .docx
  • .xls
  • .xlsx
  • .ppt
  • .pptx
  • .txt
  • .pdf
  • .djvu
  • .htm
  • .html
  • .mdb
  • .cer
  • .p12
  • .pfx
  • .kwm
  • .pwm
  • .1cd
  • .md
  • .mdf
  • .dbf
  • .odt
  • .vob
  • .ifo
  • .lnk
  • .torrent
  • .mov
  • .m2v
  • .3gp
  • .mpeg
  • .mpg
  • .flv
  • .avi
  • .mp4
  • .wmv
  • .divx
  • .mkv
  • .mp3
  • .wav
  • .flac
  • .ape
  • .wma
  • .ac3

マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。

  • .xro

マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。

  • It drops the following file(s) as ransom note:
    {Encrypted Directory}\HOW TO DECRYPT FILES.txt



  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 18.858.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2023年12月4日
VSAPI OPR パターンバージョン 18.859.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2023年12月5日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

     TROJ.Win32.TRX.XXPE50FFF075

手順 2

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\.xro
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\YWOOOABBZNYCLBEproce
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\YWOOOABBZNYCLBE\DefaultIcon
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\YWOOOABBZNYCLBE\shell
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\YWOOOABBZNYCLBE\shell\open
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\YWOOOABBZNYCLBE\shell\open\command

手順 5

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
  • Alcmeter = %User Temp%\6TV8KH596tB4r6Q.exe
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\.xro
  • (Default) = YWOOOABBZNYCLBE
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\YWOOOABBZNYCLBE
  • (Default) = CRYPTED!
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\YWOOOABBZNYCLBE\DefaultIcon
  • (Default) = %User Temp%\6TV8KH596tB4r6Q.exe,0
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\YWOOOABBZNYCLBE\shell\open\command
  • (Default) = %User Temp%\6TV8KH596tB4r6Q.exe
  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
  • upd = %User Temp%\{Malware Name}

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\6TV8KH596tB4r6Q.exe

手順 7

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Win32.XORIST.THLODBC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 8

暗号化されたファイルをバックアップから復元します。


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