Ransom.Win32.CLOP.THBABAI
Trojan-Ransom.Win32.Encoder.bmd (Kaspersky); Ransom:Win32/Clop.A!MTB (Microsoft)
Windows
- マルウェアタイプ: 身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: なし
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。
- CLOP#666
プロセスの終了
マルウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。
- zoolz.exe
- mysqld-nt.exe
- syntime.exe
- agntsv.exe
- mysqld-opt.exe
- tbirdonfig.exe
- dbeng50.exe
- oautoupds.exe
- thebat.exe
- dbsnmp.exe
- oomm.exe
- thebat64.exe
- ensv.exe
- ossd.exe
- thunderbird.exe
- exel.exe
- onenote.exe
- visio.exe
- firefoxonfig.exe
- orale.exe
- winword.exe
- infopath.exe
- outlook.exe
- wordpad.exe
- isqlplussv.exe
- powerpnt.exe
- xfssvon.exe
- msaess.exe
- sqboreservie.exe
- tmlisten.exe
- msftesql.exe
- sqlagent.exe
- PNTMon.exe
- mspub.exe
- sqlbrowser.exe
- NTAoSMgr.exe
- mydesktopqos.exe
- sqlservr.exe
- Ntrtsan.exe
- mydesktopservie.exe
- sqlwriter.exe
- mbamtray.exe
- mysqld.exe
- steam.exe
- zoolz.exe
- mysqld-nt.exe
- syntime.exe
- agntsv.exe
- mysqld-opt.exe
- tbirdonfig.exe
- dbeng50.exe
- oautoupds.exe
- thebat.exe
- dbsnmp.exe
- oomm.exe
- thebat64.exe
- ensv.exe
- ossd.exe
- thunderbird.exe
- exel.exe
- onenote.exe
- visio.exe
- firefoxonfig.exe
- orale.exe
- winword.exe
- infopath.exe
- outlook.exe
- wordpad.exe
- isqlplussv.exe
- powerpnt.exe
- xfssvon.exe
- msaess.exe
- sqboreservie.exe
- tmlisten.exe
- msftesql.exe
- sqlagent.exe
- PNTMon.exe
- mspub.exe
- sqlbrowser.exe
- NTAoSMgr.exe
- mydesktopqos.exe
- sqlservr.exe
- Ntrtsan.exe
- mydesktopservie.exe
- sqlwriter.exe
- mbamtray.exe
- mysqld.exe
- steam.exe
ランサムウェアの不正活動
マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。
- {File Name}.{File Extension}.Clop
マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。
- {Encrypted Directory}\ClopReadMe.txt
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- {Encrypted Directory}\ClopReadMe.txt
手順 5
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「Ransom.Win32.CLOP.THBABAI」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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