Trend Micro Security

Ransom.Linux.OIMAR.SMYNDFD

2024年4月11日
 解析者: Raymart Christian Yambot   

 プラットフォーム:

Linux

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: 身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

特定のファイル拡張子を持つファイルを暗号化します。 身代金要求文書のファイルを作成します。 以下のファイル拡張子を持つファイルは暗号化しません。


  詳細

ファイルサイズ 74,392 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 なし
発見日 2024年4月10日
ペイロード ファイルの暗号化

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ランサムウェアの不正活動

以下の拡張子を持つファイルを暗号化します:$$ DATA $$

  • .vmdk
  • .ovf
  • .ova
  • .vmem
  • .vswp
  • .vmsd
  • .vmsn
  • .vib
  • .vbk
  • .vbm

マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。

  • .emario

マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。

  • {Encrypted Directory}\How To Restore Your Files.txt

以下のファイル拡張子を持つファイルについては暗号化しません:

  • .mario
  • .wmario
  • .lmario
  • .emario
  • .nmario
  • .mmario


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 18.512.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2023年6月16日
VSAPI OPR パターンバージョン 18.513.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2023年6月17日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

     
    • Troj.ELF.TRX.XXELFC1DFF038

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Linux.OIMAR.SMYNDFD」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 3

暗号化されたファイルをバックアップから復元します。


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