Ransom.Linux.BLACKMATTER.RTS

2022年1月24日

解析者: Mc Justine De Guzman

別名:

Linux/BlackMatter.C!tr.ransom (FORTINET)

プラットフォーム:

Linux

危険度:

ダメージ度:

感染力:

感染確認数:

情報漏えい:

マルウェアタイプ: 身代金要求型不正プログラム（ランサムウェア）
破壊活動の有無: なし
暗号化: はい
感染報告の有無: はい

概要

感染経路インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

特定のファイル拡張子を持つファイルを暗号化します。身代金要求文書のファイルを作成します。

詳細

ファイルサイズ 2,077,696 bytes

タイプ ELF

メモリ常駐はい

発見日 2021年8月6日

ペイロードメッセージボックスの表示, ファイルの暗号化, 情報収集, URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

tmp\main.log

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

esxcli network firewall set --enabled false -> Disables firewall
esxcli vm process kill --type=force --world-id {ID} -> Terminates virtual machines

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

プロセスの終了

マルウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。

vmsyslogd

情報収集

マルウェアは、HTTPポストを介して、収集した情報を以下のURLに送信します。

http://{BLOCKED}hacks.com/?{encrypted gathered information}
http://{BLOCKED}den.com/?{encrypted gathered information}

その他

マルウェアは、以下を実行します。

It does not terminate virtual machine processes with the following strings in its filepath:
- VMWare vCenter
- VMWare-VirtualSAN-Witness

ランサムウェアの不正活動

以下の拡張子を持つファイルを暗号化します：$$ DATA $$

vmdk
vmem
vswp
log

マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。

{string generated from Machine GUID}

マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。

{Encrypted Directory}\ReadMe.txt

対応方法

対応検索エンジン: 9.800

初回 VSAPI パターンバージョン 17.330.05

初回 VSAPI パターンリリース日 2022年1月21日

VSAPI OPR パターンバージョン 17.331.00

VSAPI OPR パターンリリース日 2022年1月22日

最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Linux.BLACKMATTER.RTS」と検出したファイルはすべて削除してください。検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

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