Trend Micro Security

Ransom.Linux.BIBI.A

2023年11月20日
 解析者: Melvin Jhun Palbusa   

 別名:

Win32:Bibi-A [Wpr] (AVAST), UDS:Trojan-Ransom.Linux.Agent.a (KASPERSKY)

 プラットフォーム:

Linux

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: 身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

特定のフォルダ内のファイルを暗号化します。 以下のファイル拡張子を持つファイルは暗号化しません。


  詳細

ファイルサイズ 1,182,816 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 なし
発見日 2023年11月3日
ペイロード ファイルの暗号化, メッセージボックスの表示

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • It displays the following on the terminal when executed:

マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • /{Specific path to encrypt}

ランサムウェアの不正活動

マルウェアは、以下のディレクトリ内で確認されたファイルを暗号化します。

  • Home directory ← Default

マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。

  • {Random Characters}.BIBI{Number}

以下のファイル拡張子を持つファイルについては暗号化しません:

  • .so
  • .out


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 18.830.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2023年11月20日
VSAPI OPR パターンバージョン 18.831.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2023年11月21日

手順 1

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Linux.BIBI.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 2

暗号化されたファイルをバックアップから復元します。


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