PUA.Win32.Imminent.AA
Windows
- マルウェアタイプ: 潜在的に迷惑なアプリケーション
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
プログラムは、以下のプロセスを追加します。
- %User Temp%\Audio\Audio HD Control\Smart Binder Setup.exe
- %User Temp%\Audio\Audio HD Control\Smart Binder v4.0.exe
- "%User Temp%\is-6G1LM.tmp\Smart Binder Setup.tmp" /SL5="$3016E,614144,119808,%User Temp%\Audio\Audio HD Control\Smart Binder Setup.exe"
- "%User Temp%\Audio\Audio HD Control\Smart Binder v4.0.exe"
- %User Temp%\smart binder v4.0\smart binder v4.0.exe
- cmd.exe /C ping 1.1.1.1 -n 1 -w 1000 > Nul & Del "%User Temp%\Audio\Audio HD Control\Smart Binder v4.0.exe"
- "%User Temp%\smart binder v4.0\smart binder v4.0.exe"
- %System%\PING.EXE ping 1.1.1.1 -n 1 -w 1000
(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)
プログラムは、以下のフォルダを作成します。
- %System Root%\Users
- %System Root%\Smart Binder v4.0
- %User Temp%\smart binder v4.0
- %User Temp%\is-DVI0J.tmp\_isetup
- %Application Data%\Imminent\Logs
- %User Temp%\Audio
- %AppDataLocal%\Smart Binder v4.0
- %Application Data%\Imminent
- %User Profile%\AppData
- %User Temp%\Audio\Audio HD Control
(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.. %User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %Application Data%フォルダは、現在ログオンしているユーザのアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。. %AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。. %User Profile%フォルダは、現在ログオンしているユーザのプロファイルフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>" です。)
自動実行方法
プログラムは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Smart Binder v4.0 = "%AppDataLocal%\Smart Binder v4.0\Smart Binder v4.0.exe"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Smart Binder v4.0 = "\Smart Binder v4.0\Smart Binder v4.0.exe"
他のシステム変更
プログラムは、以下のファイルを削除します。
- %User Temp%\smart binder v4.0\smart binder v4.0.exe:Zone.Identifier
- %User Temp%\Audio\Audio HD Control\Smart Binder v4.0.exe:Zone.Identifier
(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)
プログラムは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
RestartManager\Session0000
Owner = "\xe4\x08\x00\x00\x18\xb4\xc8\x0e\x8fy\xd5\x01"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
RestartManager\Session0000
SessionHash = "{random characters}"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
RestartManager\Session0000
Sequence = "1"
作成活動
プログラムは、以下のファイルを作成します。
- %Application Data%\Imminent\Logs\03-10-2019
- %User Temp%\Audio\Audio HD Control\Smart Binder Setup.exe
- %AppDataLocal%\Smart Binder v4.0\Smart Binder v4.0.exe
- %User Temp%\Audio\Audio HD Control\Smart Binder v4.0.exe
- %User Temp%\smart binder v4.0\smart binder v4.0.exe
- %User Temp%\is-DVI0J.tmp\_isetup\_shfoldr.dll
- %Application Data%\Imminent\Path.dat
- %System Root%\Smart Binder v4.0\Smart Binder v4.0.exe
(註:%Application Data%フォルダは、現在ログオンしているユーザのアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。. %User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。. %System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)
その他
プログラムは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://ninfaaruna.{BLOCKED}u.net
- {BLOCKED}1
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 3
「PUA.Win32.Imminent.AA」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 4
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- Smart Binder v4.0 = "%AppDataLocal%\Smart Binder v4.0\Smart Binder v4.0.exe"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- Smart Binder v4.0 = "\Smart Binder v4.0\Smart Binder v4.0.exe"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\RestartManager\Session0000
- Owner = "\xe4\x08\x00\x00\x18\xb4\xc8\x0e\x8fy\xd5\x01"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\RestartManager\Session0000
- SessionHash = "{random characters}"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\RestartManager\Session0000
- Sequence = "1"
手順 5
以下のファイルを検索し削除します。
- %Application Data%\Imminent\Logs\03-10-2019
- %User Temp%\Audio\Audio HD Control\Smart Binder Setup.exe
- %AppDataLocal%\Smart Binder v4.0\Smart Binder v4.0.exe
- %User Temp%\Audio\Audio HD Control\Smart Binder v4.0.exe
- %User Temp%\smart binder v4.0\smart binder v4.0.exe
- %User Temp%\is-DVI0J.tmp\_isetup\_shfoldr.dll
- %Application Data%\Imminent\Path.dat
- %System Root%\Smart Binder v4.0\Smart Binder v4.0.exe
手順 6
以下のフォルダを検索し削除します。
- %System Root%\Users
- %System Root%\Smart Binder v4.0
- %User Temp%\smart binder v4.0
- %User Temp%\is-DVI0J.tmp\_isetup
- %Application Data%\Imminent\Logs
- %User Temp%\Audio
- %AppDataLocal%\Smart Binder v4.0
- %Application Data%\Imminent
- %User Profile%\AppData
- %User Temp%\Audio\Audio HD Control
手順 7
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PUA.Win32.Imminent.AA」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 8
以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- %User Temp%\smart binder v4.0\smart binder v4.0.exe:Zone.Identifier
- %User Temp%\Audio\Audio HD Control\Smart Binder v4.0.exe:Zone.Identifier
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