PUA.Win32.Bandoo.QHUIV
Windows
- マルウェアタイプ: 潜在的に迷惑なアプリケーション
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
プログラムは、以下のプロセスを追加します。
- {malware file path and name} {malware file path and name} --crash-handler "--database=%AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool" --url= --annotation=plat=Win32 --annotation=prod=ChromeFoil --annotation=ver=77.225.200 --initial-client-data=0x154,0x15c,0x160,0x158,0x164,0x130de10,0x130de20,0x130de2c
(註:%AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)
プログラムは、以下のフォルダを作成します。
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\reports
(註:%AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)
他のシステム変更
プログラムは、以下のファイルを改変します。
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\software_reporter_tool.log
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\metadata
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\settings.dat
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\software_reporter_tool-crashpad.log
(註:%AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)
プログラムは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\
Software Removal Tool
StartTime = "(\xcdg\xca\xb0\xf2.\x00"
プログラムは、以下のレジストリキーを削除します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\
Software Removal Tool\ExitCode
作成活動
プログラムは、以下のファイルを作成します。
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\reports\{GUID}.dmp
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\settings.dat
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\software_reporter_tool.log
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\metadata
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\software_reporter_tool-crashpad.log
(註:%AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
「PUA.Win32.Bandoo.QHUIV」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 3
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Software Removal Tool
- StartTime = "(\xcdg\xca\xb0\xf2.\x00"
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\reports\{GUID}.dmp
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\settings.dat
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\software_reporter_tool.log
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\metadata
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\software_reporter_tool-crashpad.log
手順 5
以下のフォルダを検索し削除します。
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\reports
手順 6
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PUA.Win32.Bandoo.QHUIV」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 7
以下のファイルをバックアップを用いて修復します。マイクロソフト製品に関連したファイルのみに修復されます。このマルウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\software_reporter_tool.log
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\metadata
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\settings.dat
- %AppDataLocal%\Google\Software Reporter Tool\software_reporter_tool-crashpad.log
手順 8
以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。
※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Software Removal Tool
- ExitCode
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