Trend Micro Security

PTCH_ZEKOS.SM

2014年2月18日
 解析者: Mark Joseph Manahan   

 別名:

Troj/Patched-AU (Sophos) ,Trojan.Win32.Patched (Ikarus) ,Trojan.Win32.Patched.pj (Kaspersky) ,Win32/Patched.IB trojan (Eset) ,Trojan.Viknoknf (Symantec) ,Trojan.Win32.Zekos.a (v) (Sunbelt)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  詳細

ファイルサイズ 401,408 bytes
タイプ DLL
発見日 2014年1月11日

侵入方法

マルウェアは、以下の方法でコンピュータに侵入します。

  • Patched by other malware (TROJ_ZEKOS.B)

その他

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、以下のコンポーネントが必要になります。

  • %System%\{random filename}.{random extension} - downloaded by TROJ_ZEKOS.B

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
VSAPI OPR パターンバージョン 10.533.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年1月11日

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

その他

手順2

以下の詳細を元に以下のファイルを検索します。

  • %System%\{random name}.{random extension}
  • 説明:Distributed COM Services
  • 内部名:rpcss.dll

ファイルが確認されなかった場合は、バックアップからファイルを入手します。バックアップが使用できない場合は、削除手順を進めず、サポートまでお問い合わせ下さい。

手順3

以下を実行し、”rpcss.dll”を使用しているプロセスを終了させて下さい。

  1. コマンドプロンプトを開きます。[スタート]をクリック>実行、”CMD”と入力後、Enterキーを押します。
  2. “tasklist/FI "MODULES eq rpcss.dll"”とタイプします。リスト上のすべてのプロセスのプロセスIDを確認し、メモ等をとって下さい。
  3. “taskkill /pid {PID Listed 1} /pid {PID Listed 2} /pid {PID Listed n} /F”とタイプします。
  4. コンピュータがシャットダウンしないよう、「shutdown -a」とタイプします。
  5. 以下のファイルを削除します。
    • “%System%\rpcss.dll” および “%System%\dllcache\rpcss.dll”
  6. “rpcss.dll”を使用して、手順2で確認されたファイル名を改称します。

手順4

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PTCH_ZEKOS.SM」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください