Trend Micro Security

PHP_PBOT.SM

2016年3月23日
 解析者: Jeanne Jocson   

 別名:

Backdoor:PHP/Hiebot.E(Microsoft), PHP/Pbot.A trojan(ESET), Backdoor.PHP.Pbot.g(Kaspersky), Troj/PHPBot-F(Sophos), Backdoor.PHP.Pbot(Ikarus)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。


  詳細

ファイルサイズ 13,426 bytes
メモリ常駐 なし
発見日 2016年3月11日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

バックドア活動

マルウェアは、以下のいずれかのIRCサーバに接続します。

  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.144.140:6667
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.146.114:6660

マルウェアは、以下のいずれかのIRCチャンネルに接続します。

  • #puteri
  • #pbot

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • sends an email
  • DNS lookup
  • Downloads a file
  • Executes Shell Command
  • Gets system information
  • Executes php code
  • TCP flood attack
  • UDPflood attack
  • Executes raw IRC command
  • Port scan
  • Reports the following information:
    • System's OS
    • Server Software
    • Host Name
    • Server Name

その他

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Eメールの送信
  • DNS検索
  • ファイルのダウンロード
  • シェルコマンドの実行
  • コンピュータ情報の取得
  • PHPコードの実行
  • TCPフラッド攻撃
  • UDPフラッド攻撃
  • RAW IRCコードの実行
  • ポートスキャン
  • 以下の情報の送信
    • コンピュータのオペレーティングシステム(OS)
    • サーバソフトウェア
    • ホスト名
    • サーバ名


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 12.408.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2016年3月17日
VSAPI OPR パターンバージョン 12.409.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2016年3月18日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PHP_PBOT.SM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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