Trend Micro Security

PHP_EXPLOYT.GES

2014年8月28日
 解析者: RonJay Kristoffer Caragay   

 別名:

Exploit:HTML/CVE-2013-3918.A (F-Secure); JS/Kryptik.ARX trojan (NOD32)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。 マルウェアは、特定の脆弱性を利用した感染活動を実行します。


  詳細

ファイルサイズ 16,499 bytes
タイプ HTML, HTM
メモリ常駐 なし
発見日 2014年8月12日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

その他

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、以下のファイルが必要になります。

  • lspinq/d390f.js
  • lspinq/57ee0.js

セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。

マルウェアは、以下の脆弱性を利用して感染活動を実行します。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 10.980.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年8月12日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.981.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年8月12日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PHP_EXPLOYT.GES」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。  


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