Trend Micro Security

PE_URSNIF.H-O

2015年4月1日
 解析者: Cris Nowell Pantanilla   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: ファイル感染型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ウイルスは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。 ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ウイルスは、リムーバブルドライブ内に自身のコピーを作成します。作成されたコピーのファイル名として、上記のドライブ上に存在するフォルダ名を使用します。

ウイルス マルウェアは、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した ウイルス )を削除します。


  詳細

ファイルサイズ 181,760 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2015年3月30日

侵入方法

ウイルスは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ウイルスは、以下のファイルを作成します。

  • %Application Data%\{random folder name}\{random filename}.exe
  • %System%\{random filename}.exe

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.. %System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

ウイルスは、以下のフォルダを作成します。

  • %Application Data%\{random folder name}

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

自動実行方法

ウイルスは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\{Random}
Start = "2"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\{Random}
DisplayName = "Windows Protection"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\{Random}
ImagePath = "%System%\{random filename}.exe -k"

ウイルスは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{Random Value} = "%Application Data%\{Random Folder}\{Random Filename}.exe"

感染活動

ウイルスは、リムーバブルドライブ内に自身のコピーを作成します。作成されたコピーのファイル名として、上記のドライブ上に存在するフォルダ名を使用します。

その他

ウイルスは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.178.40/pki/mscorp/crl/msitwww2.crl
  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.178.40/pki/mscorp/crl/MSIT%20Machine%20Auth%20CA%202(1).crl

ウイルス は、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した ウイルス )を削除します。