Trend Micro Security

PE_SALITY.J

2012年10月10日

 別名:

Worm:Win32/Sality.I (Microsoft); W32/Sality.k (McAfee); W32.Sality (Symantec); Virus.Win32.Sality.h (Kaspersky); Virus.Win32.Sality.i (v) (Sunbelt); Win32.Sality.L (FSecure)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ファイル感染型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 108,975 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2012年9月22日

侵入方法

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ウイルスは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System Root%\698a6f18ec45a99f99205eef6d54d515fd686a61_1767027a6f52f76a11eca3510bc8a~01

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

他のシステム変更

ウイルスは、以下のファイルを削除します。

  • %System Root%\698a6f18ec45a99f99205eef6d54d515fd686a61_1767027a6f52f76a11eca3510bc8a~01
  • %Program Files%\ADOBE\READER 10.0\READER\READER_SL.DHR
  • %System Root%\FAL

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。. %Program Files%は、標準設定では "C:\Program Files" です。)

作成活動

ウイルスは、以下のファイルを作成します。

  • %System%\SYSLIB32.DLL
  • %Program Files%\ADOBE\READER 10.0\READER\READER_SL.DHR
  • %Program Files%\COMMON FILES\ADOBE\ARM\1.0\ADOBEARM.MPM
  • %User Profile%\{AC76BA86-7AD7-1033-7B44-AA0000000001}\SETUP.QAM

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。. %Program Files%は、標準設定では "C:\Program Files" です。. %User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System%\SYSLIB32.DLL
  • %Program Files%\ADOBE\READER 10.0\READER\READER_SL.DHR
  • %Program Files%\COMMON FILES\ADOBE\ARM\1.0\ADOBEARM.MPM
  • %User Profile%\{AC76BA86-7AD7-1033-7B44-AA0000000001}\SETUP.QAM

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_SALITY.J」と検出したファイルの駆除を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 4

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %System Root%\698a6f18ec45a99f99205eef6d54d515fd686a61_1767027a6f52f76a11eca3510bc8a~01
  • %Program Files%\ADOBE\READER 10.0\READER\READER_SL.DHR
  • %System Root%\FAL


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