Trend Micro Security

PE_NEMIM.A

2013年10月24日
 更新者 : Alvin Bacani

 別名:

Virus:Win32/Nemim.A (Microsoft); Generic BackDoor.aez (McAfee); Virus.Win32.Suspic.gen (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); May be infected by unknown virus Win32/DH{DwA} (AVG)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: ファイル感染型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

ウイルスは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ウイルスは、ファイル感染する機能を備えていません。

ウイルスは、特定のレジストリ値を削除するため、アプリケーションやプログラムが正しく起動しなくなります。


  詳細

ファイルサイズ 277,320 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2013年2月24日

侵入方法

ウイルスは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染ポイント

ウイルスは、ファイル感染する機能を備えていません。

インストール

ウイルスは、以下のコンポーネントファイルを作成します。

  • %Application Data%\Microsoft\Display\igfxext.exe - detected as TROJ_NEMIM.A

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。)

自動実行方法

ウイルスは、作成されたコンポーネントがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
igfxext.exe = "%Application Data%\Microsoft\Display\igfxext.exe /265"

他のシステム変更

ウイルスは、以下のレジストリ値を削除します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\RunOnce
tintsetp.exe = {file path and filename}


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 10.358.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年10月22日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.359.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年10月23日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「PE_NEMIM.A」 を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。

    • TROJ_NEMIM.A

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • igfxext.exe = "%Application Data%\Microsoft\Display\igfxext.exe /265"

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_NEMIM.A」と検出したファイルの駆除を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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