Trend Micro Security

PE_LOOKED.AL

2012年10月10日

 別名:

Virus:Win32/Viking.R, Virus:Win32/Viking.R (Microsoft); W32/HLLP.Philis.ao (McAfee); W32.Looked.O (Symantec); PAK:UPack, Worm.Win32.Viking.r (Kaspersky); Win32.Looked.P (v) (Sunbelt); Win32.Worm.Viking.R (FSecure)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ファイル感染型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 502,976 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2012年9月18日

侵入方法

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ウイルスは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • \192.168.100.1\admin$\{malware file name}
  • \192.168.100.2\admin$\{malware file name}

他のシステム変更

ウイルスは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Windows
load = "%Windows%\rundl132.exe"

作成活動

ウイルスは、以下のファイルを作成します。

  • %Windows%\rundl132.exe
  • %System Root%\_desktop.ini
  • %Program Files%\_desktop.ini
  • %Program Files%\Adobe\_desktop.ini
  • %Program Files%\Adobe\Reader 10.0\_desktop.ini
  • %Program Files%\Adobe\Reader 10.0\Esl\_desktop.ini
  • %Program Files%\Adobe\Reader 10.0\Reader\_desktop.ini
  • %System Root%\viDll.dll

(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。. %System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。. %Program Files%は、標準設定では "C:\Program Files" です。)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows
    • load = "%Windows%\rundl132.exe"

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Windows%\rundl132.exe
  • %System Root%\_desktop.ini
  • %Program Files%\_desktop.ini
  • %Program Files%\Adobe\_desktop.ini
  • %Program Files%\Adobe\Reader 10.0\_desktop.ini
  • %Program Files%\Adobe\Reader 10.0\Esl\_desktop.ini
  • %Program Files%\Adobe\Reader 10.0\Reader\_desktop.ini
  • %System Root%\viDll.dll

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_LOOKED.AL」と検出したファイルの駆除を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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