Trend Micro Security

PE_LICAT.SM

2013年6月5日
 解析者: Karl Dominguez   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ファイル感染型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、ランダムに作成されたように見えるドメイン名を生成する機能を備えています。


  詳細

ファイルサイズ 211,761 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2013年2月4日
ペイロード ファイルのダウンロード

ファイル感染

これは、トレンドマイクロの製品では、以下 により感染したファイルの検出名です。

  • PE_LICAT.SM-O

ダウンロード活動

ウイルスは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\{random characters}.tmp

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

その他

マルウェアは、ランダムに作成されたように見えるドメイン名を生成する機能を備えています。

マルウェアは、自身が実行するたびにUTC(協定世界時)システム時刻を基に計算された値を用いて800のドメイン名を作成します。その際、マルウェアは、生成したURLに以下の文字列のいずれかを追加します。

  • .biz/forum
  • .org/forum
  • .info/forum
  • .net/forum
  • .com/forum

マルウェアは、生成したURLにアクセスし、ファイルをダウンロードします。

マルウェアは、他のファイルに感染する機能を備えていません。


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI OPR パターンバージョン 7.671.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2010年12月3日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「PE_LICAT.SM」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

     PE_LICAT.SM-O

手順 3

「PE_LICAT.SM」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_LICAT.SM」と検出したファイルの駆除を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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