Trend Micro Security

PE_INDUC.M

2016年4月18日
 解析者: Rhena Inocencio   

 別名:

Virus:Win32/Frayemet.B (Microsoft), Virus.Win32.Induc.lf (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: ファイル感染型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成, ファイルに感染

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。


  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2016年4月15日
ペイロード ファイルの作成

侵入方法

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ウイルスは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

  • {malware path}\~.exe - deleted after execution
  • %Application Data%\APMV\APMV.exe

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

ウイルスは、以下のファイルを作成します。

  • %Application Data%\APMV\APMV.exe.flag - marker
  • %Application Data%\APMV\APMV.id - victim ID
  • %Application Data%\APMV\APMV.dat - timestamp
  • {source directory}\Defines.inc - contains malicious code in array form

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

自動実行方法

ウイルスは、Windows起動時に自動実行されるよう<User Startup>フォルダ内に以下のファイルを作成します。

  • %User Startup%\APMV.lnk

(註:%User Startup%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、" C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup" です。.)

ファイル感染

ウイルスは、以下のファイルに感染します。

  • Delphi-compiled *.EXE

ダウンロード活動

ウイルスは、以下のWebサイトにアクセスし、ファイルをダウンロードします。

  • http://www.{BLOCKED}et.com/tabla/uploads/av-33970.jpg
  • http://{BLOCKED}m.{BLOCKED}a.com/data/avatars/l/49/49632.jpg
  • http://{BLOCKED}m.{BLOCKED}s.vn/image.php?u=696

その他

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %User Startup%\APMV.lnk
  • %Application Data%\APMV\APMV.exe.flag
  • %Application Data%\APMV\APMV.id
  • %Application Data%\APMV\APMV.dat

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_INDUC.M」と検出したファイルの駆除を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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