Trend Micro Security

PE_BADDA.5137

2013年7月25日

 別名:

Virus:Win32/Badda.5137 (Microsoft); W32/Badaya (McAfee); W32.Badda.5137 (Symantec); Virus.Win32.Badda.5137 (Kaspersky); BehavesLike.Win32.Malware.sfm (mx-v) (Sunbelt); Win32/Badda.5137 (AVG)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ファイル感染型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ウイルスは、タスクマネージャやレジストリエディタ、フォルダオプションを無効にします。


  詳細

ファイルサイズ 46,592 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2013年5月10日

侵入方法

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

他のシステム変更

ウイルスは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT
.grp = "MSProgramGroup"

HKEY_CLASSES_ROOT
MSProgramGroup = "Microsoft Program Group"

HKEY_CLASSES_ROOT
MSProgramGroup\Shell\Open\Command = "{malware path and file name} %1"

ウイルスは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "Init Application."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "dros: ..."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "dros: Renames."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "dros: Copies."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "dros: Deletes."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "dros: Done."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "Uninit Application."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

ウイルスは、以下のレジストリ値を追加し、タスクマネージャやレジストリエディタ、フォルダオプションを無効にします。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer
EditLevel = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer
NoRun = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer
NoClose = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer
NoSaveSettings = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer
NoFileMenu = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer
NoCommonGroups = "0"

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

レジストリエディタおよびタスクマネージャ、フォルダオプションの機能を有効にします。

[ 詳細 ]
この手順により、このウイルスが無効にした他のアプリケーションまたはプログラムの機能も有効になります。

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • .grp = "MSProgramGroup"
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • MSProgramGroup = "Microsoft Program Group"
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • MSProgramGroup\Shell\Open\Command = "{malware path and file name} %1"

手順 4

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "Init Application."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "dros: ..."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "dros: Renames."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "dros: Copies."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "dros: Deletes."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "dros: Done."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "Uninit Application."
      To: Log = ""Uninit Application.""

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_BADDA.5137」と検出したファイルの駆除を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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