Trend Micro Security

PDF_MALPHISH.AUSJEQH

2017年10月16日
 解析者: John Anthony Banes   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 Eメールを介したスパム活動, 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

マルウェアは、感染コンピュータや感染ユーザから特定の情報を収集します。


  詳細

ファイルサイズ 134,223 bytes
タイプ PDF
メモリ常駐 なし
発見日 2017年10月10日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, 情報収集, 偽ログインページの表示

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

情報漏えい

マルウェアは、以下の情報を収集します。

  • Email Address
  • Password

その他

マルウェアが収集する情報は以下のとおりです。

  • Eメールアドレス
  • パスワード

マルウェアは、以下の画面を表示して不正なリンクをクリックするようユーザを誘導します。

https://{BLOCKED}invscanelolivestream.com/security/drive17/drive/index.php

リンクをクリックすると、Microsoft OneDriveを装ったページが表示されます。

上記のページからEメールのプロバイダーをすると以下のログイン画面を表示します。

    Office 365の場合:

    Outlookの場合:

    Outlook Web アプリの場合:

マルウェアは、収集した情報を以下のURLに送信します。

https://{BLOCKED}invscanelolivestream.com/security/drive17/drive/padding.php

ログイン情報入力後、マルウェアは文書ファイルを表示して、問題なくそのファイルにアクセスできたとユーザに思わせます。

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.712.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年10月11日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.713.80
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年10月12日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「PDF_MALPHISH.AUSJEQH」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PDF_MALPHISH.AUSJEQH」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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