Trend Micro Security

JS_UTOTI.JA

2012年10月8日
 解析者: Kathleen Notario   

 プラットフォーム:

Windows 98, ME, NT, 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  詳細

ファイルサイズ 195,964 bytes
タイプ PDF
メモリ常駐 なし
発見日 2010年7月23日
ペイロード ファイルの作成

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成し実行します。

  • %User Temp%\ {malware name}.pdf - non-malicious .PDF file
  • %User Temp%\ offer.exe - detected as TROJ_PROTUX.BB

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

作成活動

マルウェアは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。この脆弱性が利用されると、マルウェアは不正なファイルを作成します。

  • Adobe Reader and Acrobat 'newplayer()' JavaScript Method Remote Code Execution Vulnerability


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 7.334.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2010年7月24日
VSAPI OPR パターンバージョン 7.581.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2010年10月29日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JS_UTOTI.JA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 3

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。


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