Trend Micro Security

JS_SHESDE.E

2014年4月22日
 解析者: Ardin Christopher Maglalang   
 別名:

none

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy（要注意）に分類しました。

マルウェアは、「MS13-022：Silverlight の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2814124)」の脆弱性を利用し、特別に細工されたアプリを介して、コンピュータ上で不正なコードを実行します。

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 44,794 bytes
タイプ HTML, HTM
発見日 2014年3月6日
ペイロード ファイルの作成, ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアは、以下のリモートサイトからダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

  • http://{BLOCKED}nriomafra.com.br/viewer/4/201402/244401107.htm

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\papa.vbs - VBS_SHESDE.D

(註：%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。)

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • http://{BLOCKED}nriomafra.com.br/5995.mp3

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\{Random Filename}.exe

(註：%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。)

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

その他

マルウェアが作成する以下のファイルは、「VBS_SHESDE.D」として検出されます。

  • %User Temp%\papa.vbs

マルウェアは、以下のMicrosoft Silverlightの不正なアプリケーションを読み込む、埋め込みオブジェクトを含んでいます。

  • http://{BLOCKED}nriomafra.com.br/it/ca/pl/555728458.xap

以下のブラウザエージェントを使用している場合、マルウェアは、自身のコンポーネントを作成します。

  • MSIE Trident バージョン4、5 および6

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 10.646.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年3月6日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.647.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年3月7日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

「JS_SHESDE.E」 が作成またはダウンロードした不正なファイルを削除します。

     
    • VBS_SHESDE.D

手順 4

最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JS_SHESDE.E」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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