JAVA_LOOBNUR.B
Mal/JavaGen-D (Sophos) ,Trojan horse Java/Agent.KU (AVG) ,Trojan.Java.Agent, Trojan.Java.Agent (Ikarus) ,Worm.Java.AutoRun.j (Kaspersky) ,Worm:Java/Runatox.B (Microsoft) ,[a.class]:Generic.dx!bbmd (McAfee) ,Java/Autorun.A worm, Java/Autorun.A worm (Eset) ,Trojan.Maljava (Symantec) ,Trojan.Java.Cilo.a (v) (Sunbelt)
Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)
- マルウェアタイプ: ワーム
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: はい
- 感染報告の有無: はい
概要
ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。 ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
ワームは、ランダムなポートを開きます。
詳細
侵入方法
ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
ワームは、以下のファイルを作成します。
- %User Temp%\hsperfdata_{username}\{random filename}.{random file extension} - detected as TROJ_BEYOND.B
- %User Temp%\hsperfdata_{username}\{random number}
ワームは、以下のファイルを作成し実行します。
- %User Temp%\jar_cache{random number}.tmp - also detected as JAVA_LOOBNUR.B
(註：%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。)
ワームは、以下の無害なファイルを作成します。
- %User Temp%\hsperfdata_{username}\{system filename}.exe - Normal Java File
(註：%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。)
ワームは、以下のフォルダを作成します。
- %User Temp%\hsperfdata_{username}
(註：%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。)
他のシステム変更
ワームは、インストールの過程で、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\Active Setup\Installed Components\
{CLSID}
StubPath = ""cMd.ExE /Q /c START "" /i /b JAvAw.exE -classpath "%User Temp%\jar_cache{random number}" a"
感染活動
ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。
- {removable drive letter}:\RECYCLER\{SID}\{random filename}.{random file extension}
バックドア活動
ワームは、ランダムなポートを開き、不正リモートユーザが感染コンピュータに接続できるようにします。接続されると、不正リモートユーザは、感染コンピュータ上でのコマンド実行が可能となります。
その他
ワームは、以下のWebサイトにアクセスしてインターネット接続を確認します。
- thepiratebay.org
- msn.com
- bing.com
- alibaba.com
- paypal.com
- photobucket.com
- imageshack.us
- youporn.com
- go.com
- xhamster.com
- blogspot.com
- hotfile.com
- facebook.com
- live.com
- megaupload.com
- doubleclick.com
- apple.com
- google.com
- livejasmin.com
- adobe.com
- megavideo.com
- myspace.com
- mediafire.com
- bbc.co.uk
- amazon.com
- godaddy.com
- yieldmanager.com
- nytimes.com
- 4shared.com
- wordpress.com
- linkedin.com
- cnet.com
- conduit.com
- rapidshare.com
- about.com
- orkut.com
- microsoft.com
- craigslist.org
- flickr.com
- livejournal.com
- pornhub.com
- mozilla.com
- tube8.com
- wikipedia.org
- twitter.com
- aol.com
- cnn.com
- tumblr.com
- ebay.com
- yahoo.com
- youtube.com
- ask.com
- xvideos.com
- imdb.com
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 4
このレジストリ値を削除します。
警告：レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\Active Setup\Installed Components\{CLSID}
- StubPath = ""cMd.ExE /Q /c START "" /i /b JAvAw.exE -classpath "%User Temp%\jar_cache{random number}" a"
- StubPath = ""cMd.ExE /Q /c START "" /i /b JAvAw.exE -classpath "%User Temp%\jar_cache{random number}" a"
手順 5
以下のフォルダを検索し削除します。
- %User Temp%\hsperfdata_{username}
手順 6
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、「JAVA_LOOBNUR.B」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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